高校留学と大学留学の違いを知らない損する3つのポイント

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高校留学を考える子供と、それを真剣にサポートしようとする親にとって、必ず考えておかなければならない点の一つが「高校留学と大学留学の違い」です。

 

同じ海外留学といっても、高校留学と大学留学では、その目的から英語力、そしてかかる費用まで全く異なります。

 

僕自身はアメリカの大学留学を経験しているので、娘のために高校留学についてリサーチする中で、その違いやメリット・デメリットを知り、様々な角度で比較してみると、とても興味深いことが分ってきました。

 

正直言って、高校留学と大学留学の違いを知らないまま、子供の希望を鵜呑みにして準備を進めてしまうと、場合によっては大きな損をしたり、思わぬ落とし穴にはまってしまうことすらあるようです。

 

今回はその中でも特に大きな点を3つ紹介したいと思います。

高校留学をした方が大学留学では費用を抑えられる!?

1つ目は「費用」についてです。

 

高校留学を考える親御さんの中からよく聞かれる言葉として、

 

「高校留学(卒業留学)させるのでさえ、多額の費用がかかるのに、大学留学の費用までとても準備できない。」

 

というのがあります。

一見、最もな意見ですよね。

 

僕も高校留学の費用について調べ始めた頃は同じように感じていました。

 

 

しかし、、、

 

実際には高校留学(卒業留学)をした方が、大学留学を含めた長期的視点で考えると費用が抑えられることがあるのです!!!

 

そのカラクリはこうです。

 

高校留学を終えた後、「日本の大学進学」と「海外の大学留学」の選択肢があります。

(ここでは費用がテーマなので、「就職する」という選択肢は除きます。)

 

日本の大学へ進学した場合、国公立大学か私立大学を選びます。

 

ここでは、地方から都市部の大学へ進学するとします。

 

国公立大学の学費と生活費(仕送り)を合わせると、年間で約200万円〜250万円はかかります。(アルバイトをすることを想定)

 

私立大学だと、入学金は除いて考えるとして、安くても年間250万〜350万円くらいでしょうか。(学校や学部によって異なります。)

 

次に、海外の大学へ留学する場合です。

 

大学選択の幅と人気を考慮して、今回はアメリカへ大学留学するとします。

 

4年制の州立大学へ進学するとすると、学費だけで年間200万円〜300万円、これに生活費が100万円〜150万円ですので、年間300万円〜450万円は少なくてもかかります。

 

私立大学だと全部で年間600万円以上です。

 

「あ〜、やっぱり大学留学の方がたくさん費用がかかるんだ。」と思った方。

 

ちょっと待ってください!

 

大学留学の場合にかかる費用は、あくまで日本の高校を出て、1年生から正規留学した場合の費用です。

 

アメリカの場合、大学留学については数々の奨学金制度を利用できるということを知っている人も多いと思います。

 

「でも、大学留学って現地の人でなければ奨学金を獲得することは難しいのでは?」

 

と思った方もいると思います。

 

少し勉強した方であれば、現地のアメリカ人に比べて、留学生の奨学金獲得は難易度が高いということが分かると思います。

 

けれども、それは日本の高校を卒業した留学生」の場合の話です。

 

 

実はアメリカの高校を卒業した生徒であれば、留学生であっても奨学金を得られる確率は断然高くなるのです!!!

 

その秘密は、「現地の高校へ留学しているからこそ得られる様々なノウハウ」にあります。

 

 

まず、アメリカの高校では、大学進学に向けた様々な準備を学校が強力にサポートしてくれます。

 

ですから、エッセイや推薦状の作成、面接の準備など、日本では到底できない(又は難しい)ことを先生や担当アドバイザーが手伝ってくれます。

 

また、学業成績も合否にとても影響します。

 

自分の努力が必要なのは言うまでもありませんが、日本のような偏差値教育ではありませんから、理解できるまで教えてくれる先生や仲間がいます。

 

そして、最も心配な英語力についても、高校留学をしていれば、日本で学ぶよりも飛躍的に伸ばすことができますね。

 

さらに、高校留学していれば、大学選びについてもメリットがあります。

 

全米には4,000校以上の大学がありますが、大学選びのための様々な情報は、日本にいるより現地にいた方が圧倒的に得られます。

 

例えば、学校見学なども日本にいたらなかなかできませんが、現地にいれば可能ですよね。

 

また、多くの大学は学生に対する財政援助を積極的に行なっているため、それらの情報も容易に得られます。

 

日本にいたら分からない情報が高校留学中に得られるわけですから、かなり有利なのは間違いありませんね

 

高校留学でしっかりと結果を残すという条件はありますが、真面目に努力さえすれば、大学に入ってからは学費のほとんどを奨学金でまかなう、なんていうことも可能なのです。

 

そう考えると、たとえ高校留学で年間300万円くらいの費用がかかったとしても、大学卒業までの費用で比べると、日本の大学へ進学するのと変わらないか、やり方次第では安く済む可能性すらあるのです!

高校留学で学べることと大学留学で学べることは違う???

2つ目は高校留学で学べることについてです。

 

高校留学を考える時、「英語力」や「異文化に触れること(経験)」に重点を置いてしまいがちですが、「高校留学で学べること」と「大学留学で学べること」の違いについても理解した上で、将来の目標まで明確にしておく必要がありそうです。

 

 

まず、高校留学で学べることって何でしょうか?

 

日本は中学校までが義務教育(無償)ですが、アメリカでは高校までが義務教育だったり、それ以外の国でも、統一テスト(修了試験)はあっても、日本のような選抜試験はなく高校進学できます。

 

国や地域によって、教育制度は多少異なりますが、日本の高校教育に近い内容になります。

 

日本の高校との決定的な違いは、大学進学のための「偏差値教育」ではないということと、先生から生徒への一方通行ではなく、「生徒自らが考えて発言していく場が多い」ということです。

 

「授業=先生の話を聞く」という感覚が根強い多くの日本人にとって、こうした環境で学べることのメリットは多そうですね。

 

とはいえ、学ぶ内容はそれほど専門的な知識や技術を必要とされることはなく、自分の興味ある分野(将来学びたい内容)を意識しながら、幅広く一般教養を身につけるのが基本です。

 

 

一方、「大学留学で学べること」は分野も広く、内容の濃さも高校までとは全く違います。

 

自分の好きな分野を専攻し、博士号を持ったProfessor(教授)から、より深い様々な知識について学びます。

 

当然、授業でのディスカッションも、大学ではより高度で論理的な議論が繰り広げられます。

 

そのための予習(事前に教科書を読むなど)の量も格段に多くなります。

 

つまり、「何を学ぶか?」がより明確なのが「大学留学」であり、大人になるために必要な一般的な教養を身につけるのが「高校留学」と言えますね。

 

高校留学では、英語力の向上や異文化体験が大きな目的の1つにすることが多いですが、高校卒業後を見据えた上で、将来に渡って「何を学ぶのか?」について事前によく考えておく必要がありそうですね。

高校留学と大学留学で必要な英語力はどのくらい違いがあるの?

最後のポイントは、高校留学と大学留学で必要な「英語力」の違いについてです。

 

「英語力」と言う時、日本ではTOEFLやIELTS、英検などのような試験の点数を目安に考えることがほとんどですね。

 

もちろん、入学願書を提出する際も、スコアの提示が求められますから、英語力を測るものさしとしては大切です。

 

しかし、高校留学や大学留学で必要な英語力を考える時、これらのスコアは審査基準以外ではどの程度意味を持つのでしょうか?

 

 

まず日常的な会話(いわゆる基礎的な英会話)については、高校留学であれ大学留学であれ差はないと思います。

 

「試験のスコアが高いか低いか」というよりは、相手の話していることを理解できるだけのリスニング力と、自分の言いたいことを伝えようとする「熱意」が重要になると思います。

 

あえて「スピーキング力」と言わずに「熱意」と言ったのには理由があります。

 

異国の地で生活するというのは、ある意味「サバイバル」です。机上のテストで何点取ったか?なんて、何の意味もありません。

 

「どうしても伝えたい」という思いを言葉にできるかどうか?がすべてです。

 

間違っていても何も気にすることはないのです。

 

それよりも、黙って何も言わない方が問題です。

 

こちらが発信しなければ、海外では誰も助けてくれません。

 

つまり、日常生活においては、伝えようとする「熱意」さえあれば、誰でも乗り越えていけるのです。

 

それでは、「学校生活」についてはどうでしょうか?

 

僕は大学留学しか経験がないので、高校留学のことは分かりません。

 

けれども、大学の授業を受けた実感と高校で使われる教科書を見たり、様々な体験談を見聞きしていると、どれくらいの英語力が必要かというのは見当がつきます。

 

ポイントは大きく2つあります。

「学校で使われる言葉」

1つは、「学校で使われる言葉」についてです。

 

意外に思う人もいるかもしれませんが、授業中に使われる言葉の数は、実はそんなに多くはありません。

 

最初は難しく感じる言葉や表現も、よく聞いていると何度も繰り返される言葉がほとんどです。

 

これは日本の学校の授業を考えてみるとイメージできると思います。

 

新しい言葉が出てきたとしても、それは「教科書に書いてあること」ばかりです。

 

特別な言い回しをすることは稀で、ほとんどの場合、先生は比較的簡単な言葉で説明してくれます。

 

ですから、留学経験者がよく「3ヶ月くらいで英語も少しずつ理解できるようになった」「耳が慣れてきた」と言ったりするのは、これが理由なのです。

 

「英語力がなくて授業についていけない」というのは、「学校で使われる言葉を理解できるレベルにあるかどうか?」という一線(基礎力の問題)はありますが、高校留学と大学留学で違いはほとんどないでしょう。

(どちらも、一定の段階までの努力は必要です。)

 

「専門的な言葉の数の違い」

2つ目は、「専門的な言葉の数の違い」です。

 

高校の教科書を見ていて気づくは、前述した「一般教養が中心の授業」であるが故に、「専門的な言葉が少ない」という点です。

 

高校留学と大学留学の決定的な違いがあるとすれば、「専門的な言葉の数」でしょう。

 

考えてみると当たり前のことかもしれませんね。

 

より高度な専門知識を勉強するわけですから、専門的な言葉の数は増えますし、それを表現するための言い回しも、高校までと比べてレベルアップします。日本でも同じだと思います。

 

 

ですから、「大学留学で必要な英語力は?」と言われれば、テストのスコアが何点か?ということだけではなく、「海外の様々な文献を読んで理解できること(自分の考えを表現できること)」が目安になります。

 

 

しかし、まだ学んでもいない専門知識ですから、難しい言葉の心配はしなくて良いと思います。

 

どちらかと言えば、高校までの一般教養レベルの言葉をきちんと理解して使いこなせる力があれば、大学留学で苦労することは少ないと思います。

 

まとめると、大学留学とは違い、高校留学で必要な英語力は「日常的な会話」がスムーズに行えるだけの「リスニング力」、伝えようとする「熱意」、そして「学校で使われる頻度の高い言葉の習得」になります。

 

単に試験のスコアだけを気にするのではなく、高校留学に必要な基礎的な英語力を磨くことが大切ですね。

 

 

〈関連記事「高校留学を成功させるための英語勉強法」〉

 

 

 

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