トビタテ!の奨学金金額 親の収入でもらえる金額は変わる!
2017年11月20日
気になるお金のこと
トビタテ!留学JAPANの奨学金金額って、一体いくらくらいなのでしょうか?
いくつかの基準があって、プログラム・留学期間・渡航先に加えて、親の収入によってもらえる金額は変わるようです。
今回はトビタテ!に応募可能な親の収入について調べてみました。
トビタテ!の奨学金の金額は「家計基準」が目安になる!
奨学金の金額を左右する要素として、「日本学生支援機構」が定める「第二種奨学金」の家計基準を満たすかどうか?が重要なようです。日本学生支援機構のHPより、奨学金の対象となる家計基準のデータを見てみました。

この家計基準では、年収が1,000万円超の家庭であれば注意が必要ですね。
家計基準を満たさない(つまり、収入を超える)場合でも、もちろん奨学金への応募は可能ですし、採用基準も変わらないようです。
が、しかし、、、
全体の採用人数の1割程度という制限はあるようです。
まあ、奨学金の目的を考えてみれば当然ですよね。
収入が多い家庭であれば、そもそも奨学金をもらわなくても自腹で行けるわけですから。
むしろ、このトビタテ!に応募する生徒の多くは「奨学金が必要」で応募しているわけです。
ということは、収入の多い世帯の生徒が多く応募すれば、1割程度とはいえ、ますます「狭き門」になってしまいます。
まあ、「お金を持っている家庭のご子息は、できれば応募をご遠慮いただきたい。」というのが、多くの親が思う本音ですよね、、、。
親の収入以外でも、こんな奨学金の重複にはご注意を!
「社会総がかりで行う高校生留学促進事業」とは???
実は親の収入(家計基準)以外にも、こんな奨学金をもらっている人は応募ができないようです。同じ文部科学省が実施している支援制度ですが、「社会総がかりで行う高校生留学促進事業」というものがあります。
なんだこれは?ということで、少し調べてみました。
平成26年度より、文科省が高校生の留学促進策として設けている制度で、地方公共団体や学校、民間団体等が実施する海外派遣プログラムへの参加、又は個人での留学に対して、留学経費の支援を行っているようです。
トビタテ!は民間からの寄付金を募って、官民協同で実施している制度に対し、「社会総がかり」は文科省が主導している制度です。
年度によって人数や金額に違いがありますが、例えば平成25年度で一人40万円×300人、平成26年度は一人30万円×300人でした。(但し、原則1年間。1年未満は金額が減額)
ちなみに、平成30年度は、支給金額が随分低くなって人数が大幅に増えているようです。
一人6万円×1,500人(予定)のようです。
金額の大小はさておき、トビタテ!も文科省が進めている事業ですので、重複で支給されることはありません。
ですから、もしトビタテ!で奨学金を得ようとしている場合は、「社会総がかり」への応募は控えた方が良いですね!
ただ、倍率の高いトビタテ!を敢えて狙わず、最初から「社会総がかり」一本で応募するというのも一つの手ではありますね。
尚、この制度の事業実施主体は「各都道府県」になっています。
関連記事〈トビタテ!留学JAPAN高校生コース 高い「倍率」採用の秘訣は?〉
他団体から奨学金を支給される場合も要注意!!!
「少しでも費用を抑えて留学させたい」というのが親の本音ですが、トビタテ!を利用したいと考えている場合は、他団体が実施している奨学金の金額にも注意が必要です。トビタテ!の派遣要件には以下のような記載があります。
他団体等から留学のための奨学金を受ける場合は、その総額が、本制度による奨学金の総額を超えない生徒等
※他団体等から奨学金を受ける場合、当該奨学金支給団体側においては、本制度の奨学金との併給を認めない場合があるので、当該団体に確認してください。
つまり、トビタテ!で支給される金額(総額)を超えるような他団体からの奨学金はNGということですね!
確かに、地方自治体や民間で独自に実施している奨学金にはかなり高額なものがありますね。
関連サイト〈日本学生支援機構 海外留学奨学金検索サイト〉
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