高校留学するなら「都会」と「田舎」どっちがいい?

2018年08月19日 どの国がいいの?

urban&rural

高校留学において、どの国を選ぶにしても、その次の選択肢になるのは「都会」と「田舎」のどちらを選ぶ方が良いか?という問題です。

 

今住んでいる環境と近ければ、留学してから慣れるのには時間がかからないかも?と思ったり、せっかく海外へ行くのだから、今までとは全く異なる環境で心機一転チャレンジしてみたい!という考え方もありますね。

 

いずれにしても、初めて訪れる場所ですから、「都会」と「田舎」のメリット・デメリットはきちんと理解した上で、選択肢を絞り込んでいきたいところです。

 

今回は、「都会」と「田舎」を比べてみて、高校留学の環境としてはどちらが良いのか?を考えてみたいと思います。

 

 

刺激がたくさん 「都会」へ留学するメリットは?

(1)車がなくてもどこへでも行ける利便性

(1)車がなくてもどこへでも行ける利便性

日本に住む私たちにとって、「都会」と「田舎」の違いは、どんどんなくなりつつあります。

 

一言で言えば、「便利になったね!」ということですし、仮に山間部に住んでいたとしても、車で30分〜1時間も走れば、大抵のもの(モノも娯楽も)を手にすることができます。

 

この感覚で海外の「都会」と「田舎」をイメージすると、実際に生活してみてビックリすることが多いかもしれません。

 

 

田舎に住んでいて、「ちょっと街まで」と言うと、最低でも2時間〜3時間かかる、なんてことはよくあります。(特にアメリカやカナダ、オーストラリア等、面積が広い国は要注意!)

 

とにかく「不便」なのです!!!

 

何と言っても、「都会」のメリットは「利便性」にあります。

 

高校留学をしていて、そんなに街に出ることがあるんだろうか?と思う部分もありますが、エージェントに聞いてみても、案外「リフレッシュ」をするために週末になると友達と街へ出て行く、ということはあるようです。

 

そして、車の運転のできない留学生にとっては、様々な交通手段があるのも嬉しいですね。

 

安全な地域であれば、一人でバスや電車で出かけることもでき、ホストファミリーや友達に気を遣わずに、気ままなショッピングやオシャレな飲食店での食事、映画等の娯楽を楽しむことができるのは、最高の息抜きにはピッタリな環境と言えます。

 

便利な日本の生活に慣れた留学生にとって、利便性というのは、留学先を決める上での大きな要素の一つになりますね。

 

 

(2)芸術や文化に親しむことができる

(2)芸術や文化に親しむことができる

日本でも似たようなことが言えますが、やはり人が多い都会には、様々な「芸術」や「文化」が集まります。

 

高校留学の目的は人それぞれですが、やはり「異文化との触れ合い」を考えると、芸術的なものや、伝統文化に触れる機会が多いのはとても刺激と学びがありますね。

 

美術館や博物館、舞台やコンサート等、テレビやインターネットが発達した現代であっても、直に触れるものに優るものはありません。

 

もちろん、田舎に住んでいたとしても、どうしても触れたいという気持ちがあれば、時間とお金をかけて行けば良いだけのことです。

 

しかし、前述の利便性という点を考えると、やはり都会に住んでいるメリットは大きいですね!

 

 

危険もいっぱい!? 「都会」へ留学するデメリットは?

(1)誘惑が本来の学業の妨げになる

(1)誘惑が本来の学業の妨げになる

「都会へ留学するメリット」が、そのままデメリットになることがあります。

 

特に未成年である高校生にとって、大人以上に気をつけなければならないことがあるのも事実です。

 

最も大きな不安材料は、都会がもたらす「誘惑」です。

 

見るもの触れるものが全て新鮮で、感性を磨くためには最高の環境があるのが都会のメリットですが、その魅力は「学業が本業」の留学生にとって、マイナスの影響を与えることもよくあるようです。

 

刺激があって楽しいことは息抜きには良いですが、どっぷりとハマってしまい、学校の宿題が疎かになったり、深夜まで遊んで学校を無断欠席するという留学生が少なからずいます。

 

中には友達からの誘いもあって、深夜徘徊や飲酒・喫煙といった違法行為をしてしまう人もいるようです。

 

当然、最悪は退学処分や強制送還という事態につながります。

 

「自分は大丈夫」「我が子は大丈夫」と思うかもしれませんが、親元を離れた開放感と、刺激に満ちた毎日が目の前にあれば、誘惑に負けないようにするのは一苦労です。

 

「自分をいかにコントロールするか?」が大切なのは言うまでもありません。

 

留学前に親子で「高校留学の目的とルール(決め事)」をしっかりと話し合うことが一番でしょうね。

 

 

(2)身の危険を感じるトラブルの可能性も

(2)身の危険を感じるトラブルの可能性も

「都会の誘惑」が学業に及ぼす影響だけ終わればまだマシなのかも知れません。

 

実際には、身を危険にさらすトラブルに巻き込まれるリスクを考えておかなければいけませんね。

 

「ここは危険な街ではないから大丈夫!」と言って油断するのが、最も危ないですね。

 

大都会であるとか、犯罪率が高い(低い)という問題ではなく、海外では「一本通りを越えると危険地域」というような場所がいくつもあります。

 

夜はもちろんのこと、昼間でも窃盗や強姦といったトラブルに巻き込まれる可能性は十分にあります。

 

自分が訪れる場所が、一体どういう地域なのか?については、いくら調べても調べ過ぎということはありません。

 

 

 

僕は今回、娘の高校留学を考える上で、事前に現地視察を行う予定です。

 

ある程度、候補となる地域や学校を絞り込んでおいて、実際の土地を見て回るつもりです。

 

「そこまでする必要があるか?」どうかは、人それぞれに考え方があると思います。

 

けれども、未成年の子供を留学させるわけですから、できる限りの下調べはしたいですよね。

 

とにかく、「都会であればある程、身の危険を感じるトラブルの可能性が高くなる」というのが都会への留学の大きなデメリットの一つだと思います。

 

 

落ち着いた「田舎」で留学するメリットは?

(1)現地での生活と学校生活に専念できる

(1)現地での生活と学校生活に専念できる

都会での生活とは全く異なり、落ち着いた田舎に留学すると、誘惑がほとんどありません。

 

学校が終わるとクラブ活動や宿題等の勉強に集中できます。

 

週末はホストファミリーとの時間を楽しんだり、友人と自然を満喫する時間が持てます。

 

都会にいるような刺激はないものの、誘惑もないので、まさに高校留学を目一杯味わうことができますね。

 

また、どの国もそうですが、田舎の方がその土地の歴史や伝統といったものを深く感じることができます。

 

都会は一見華やかですが、どうしても流行に流されやすく、景色もどんどん変わっていきます。

 

一方で田舎になると、変化は少ないけれど、古き良き伝統的な風習やイベントがあったり、その国の人々の暮らしをリアルに感じられます。

 

人々の価値観の違いにも驚かされることが多いです。

 

 

「ショッピングや娯楽はいつでもできる。自分はやりたいこと(経験したいこと)があってここに来た」というように、目的が明確な留学生にとって、落ち着いた田舎の環境は最適です。

 

親の立場としては、こんな言葉を言ってくれたら本当に頼もしいなあと感じるのですが、そこは本人とじっくり向き合って対話することが必要ですね。

 

 

(2)大自然を堪能できる

(2)大自然を堪能できる

「田舎の醍醐味」と言えば、やはり容易に大自然に触れられるということですね!

 

まあ、大自然とまでいかなくても、日本ではお目にかかることができない景色があちこちに見られます。

 

例えば、「地平線」。

 

日本では北海道などの一部のエリアでしか見られませんが、アメリカやカナダ、オーストラリア等では珍しい光景ではありません。

 

川や海でのキャンプやマリンスポーツ。そして、スキーやスノーボード等のウィンタースポーツも、特別なことではなく、日常的に気軽にできるレクリエーションです。

 

勉強に疲れた時、ホストファミリーや友人達と心身共にリフレッシュできる環境が身近にあるというのは、何物にも変えがたい、田舎ならではの特権と言えますね!

 

 

不便じゃない? 「田舎」で留学するデメリットは?

「田舎は退屈」「田舎は不便(街から遠い)」というのは、日本でもよく聞かれる言葉ですが、海外での生活でも同じように不便だなと感じることはあると思います。

 

では、「(いろんな意味で)何もない」こと以外に、田舎へ留学するデメリットはあるのでしょうか?

 

これはデメリットかどうかは微妙なのですが、田舎に住んでいる人は「のんびりとしている」ということと、都会に住む人に比べて「閉鎖的(保守的)」だと思います。

 

「のんびりしている」ことは何が問題なのか?と言うと、上昇志向の人が少ないので、もし高校卒業後にハイレベルな大学への進学を考えている場合、競争心の少ない環境に馴染んでしまうと、全国レベルの学力を身につけるのに、多少難がある場合もあるようです。

 

生徒達もそうですが、学校の先生達も比較的穏やかでゆったりとした雰囲気の方が多いと思います。

 

これは日本も少し似たようなところがありますよね。

 

さらに、「閉鎖的」であったり、「保守的」であることは、場合によっては差別的な扱いを受けるということもあり得ます。

 

最近では人権問題が取りざたされることが多いので、露骨な差別はあまりないと思います。

 

しかし、多様性が当たり前の都市部に比べると、田舎へ行けば行くほど、お互いを理解し合うのに時間がかかるということもあります。

 

もちろん、国や地域によって、田舎であっても多様性に富んだ多民族が集うエリアもあるので、一概に「田舎だから問題がある」とは言えないことも理解してくださいね。

 

 

まとめ 「留学の目的」が決め手!

結論的に言えば、都会へ留学しても、田舎へ留学しても、要は「自分次第」ということになると思います。

 

「自分は何のために高校留学するのか?」という目的意識がすべてに影響するでしょう。

 

このことは、高校留学についてのあらゆる点で、キーになってくると思います。

 

「留学の目的」が曖昧な人にとっては、どんな環境であっても不平・不満が出てきます。

 

逆に、留学の目的がはっきりしている人であれば、都会・田舎に関係なく、それぞれのメリットを活かすことができるので、ほとんどデメリットを感じることなく、充実した留学生活が送れるはずです。

 

個人的には、自分の娘には適度な田舎の環境で学んで欲しいと思っています。

 

じっくりと現地に腰を落ち着けて、目にするすべての物を全身で吸収して欲しいと思います。

 

とは言え、インターネットの発達した現代ですから、情報不足で困ったり、欲しいものが手に入らないという悩みはないと思いますが、、、。

 

あとは、、、本音を言うと、

 

あまりないと思いますが、もし僕が娘の留学先を訪問したいと思った時に、あまりに田舎過ぎて、交通の便が悪いと、訪問するのが大変だなあ、、、ということが気になりますね(汗)。

 

 

 

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