1年未満の高校留学、帰国後に留年?それとも進級?

2017年12月29日 留学後の進路は?

nayami

我が家も含めて、お金が有り余って仕方ないという家庭はそんなに多くないと思います。

 

「子供達を高校留学させたいけれど、費用のことが心配で、、、」

 

そういう経済事情がある場合は、高校留学は1年間か1学期間の比較的短期間での留学を考えざるを得なくなりますね。

 

けれども、どうしても考えておかないといけないのは、留学した後のこと。

 

例えば、1年間の高校留学をした場合であれば、帰国後に「留年」するのか、「進級」するのか?という問題があります。

 

子供にとっても、親にとってもきちんと考えて、事前に結論を出さないといけませんね。

 

我が家でも「ああでもない、こうでもない」という議論が交わされている最中です。

 

 

 

帰国後に「留年する」という選択のメリット

1年間の高校留学をするにあたり、帰国後に「留年する」という選択をした場合のメリットについて考えてみました。

 

まず、1年間(または1学期間)という、ある一定期間、海外の高校で学ぶわけですから、当然日本の高校での勉強はできません。

 

通っている高校の方針も確認しつつ、高校卒業後の進路を踏まえた選択を事前に検討しておく必要がありそうです。

 

やはり、一番の問題は「大学受験」でしょう。

 

特に高校が進学校の場合、勉強の進むスピードはかなり早いですね。

 

1年間(または1学期)も授業を受けていない状態が続いた場合、遅れを取り戻すことは相当ハードなことでしょう。

 

もし高校留学の期間が高校2年生の7月〜3年生の6月までであった場合、帰国後に有名大学の受験を希望するのであれば、かなり厳しい状況を覚悟しなければなりませんね。やはり、

 

日本の大学を受験するのであれば、進級するより「留年する」メリットの方が大きいと思います。

 

高校1年生からの留学であれば、帰国時は高校2年生ですから、遅れを取り戻すための時間は十分にあります。

 

しかし、高校3年生の夏に帰国する場合であれば、レベルアップした英語力を活かしつつ、その他の教科の受験対策をじっくりとできる「留年」という選択肢の方が、きっと現実的ですよね。

 

帰国後に「留年する」というデメリット

高校留学を終えて、帰国後に「留年する」という選択肢は、確かに日本の大学受験をするのであれば、良い選択肢と言えますが、一方でこんなデメリットもよく聞かれます。

留年のデメリット1 「日本の高校でできた友達と一緒に卒業できない!」

進級せずに留年するということは、学年が1つ下がるということです。

 

留学前にできた同級生の友達と一緒に帰国後に授業を受けたり、修学旅行や文化祭といった学校行事で思い出を作ることはできません。当然のことながら一緒に卒業することもできません。

 

多感な時期の子供達です。

 

「進級しない=同級生とのつながりが切れてしまう」ということに抵抗感を覚える子は少なくないでしょう。

 

留年のデメリット2 「世間体を気にする人にとっては、汚点に感じられる場合がある」

長い人生において10代や20代で余分に費やす1年や2年の経験は、デメリットというよりはメリットになるケースがほとんどですが、それは振り返った時に思うことであって、目の前の問題となると話は違います。

 

確かに、「留年」という言葉の持つイメージは、僕を含めて「昭和世代」の親にとっては、あまり良くありませんよね。

 

「できの悪い子」という印象を世間に与えてしまうことに対する恐怖心でしょうか。

 

日本独特の感覚だと思います。

 

「そんな思いをするくらいなら、無理してでも進級させよう」と考える親も多いはずです。

 

しかし、ここ10年くらいで、長期・短期を問わず、高校留学することに対しての理解が深まってきています。

 

もちろん、不登校や成績不振での留年は、あまり人に知られたくないかもしれませんが、留年の理由が「高校留学」であれば、子供の学歴に対する評価を上げることにも繋がります。

 

これからの時代は、ますますこうした認識が広まっていくのでしょうね。

帰国後に「進級する」場合に考えておくこと

帰国後の「留年」についてのメリットやデメリットをご紹介したので、「進級」という選択をする場合でも、重要ポイントとして理解できると思います。

 

ここでは、さらに突っ込んだ点として、帰国後に「進級」を考える場合、「高校卒業後の進路についてどう考えるべきか?」ということにも触れておきたいと思います。

 

高校卒業後は「就職」「進学」という2つの選択があります。

 

高校留学から帰国して「進級」する場合、高校卒業後の進路について、事前に明確な方向性を決めておく方が良さそうです。

 

なぜなら、「帰国後では考える時間が少ない」からです。

 

高校留学する時期にもよりますが、高校1年から2年にかけて留学する場合は、比較的時間の余裕があり、方向性を変更しても問題ないと思います。

 

しかし、高校3年の夏に帰国する場合は違います。

 

就職であれば、おそらく帰国後すぐに、就職活動をすることになります。進学であれば、どの学校に進むのか?という選択と、受験に対しての準備が必要です。

 

バタバタ感は半端ないですよね!

 

もちろん、留学中に気持ちが変わったり、方向性が定まってくる可能性もあります。

 

エージェントのカウンセラーからよく聞かれる話として、「高校留学した多くの生徒さんは、大学留学も視野に考える」ケースがあるようです。

 

つまり、留学中に色々な経験をすることで、「やっぱり、就職や日本での進学ではなく、海外留学を継続したい!」という思いに変わってくることがあるのですね。

 

日本の場合、高校生活は3年間です。

 

この中で1年間(または1学期間)という、まとまった時間を海外の学校で過ごすわけです。日本の高校で過ごす時間も必然的に限られてきますよね。

 

ですから、帰国後の進路については、親子で十分な時間を設けて話し合わないといけませんね。

 

 

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